このブログは、こちらのサイトへ引っ越し中です。
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このブログは、科学研究だけでなく、私の大きな関心の対象でもある「教育」も語るという目的で始めたのですが、自分自身が教育に関わっていないということもあって、あまり書く機会がありません。昨今、日本では、金銭ばかり気にして、大学教育や研究体制を改革せよ、というような話が多いのですが、これも衰退していく日本という国が必死に足掻いているという姿なのでしょう。



今週はハーバード大学の卒業式でした。朝、ラボに行く途中、ガウンを着た卒業生(大学、大学院)が列を作っていました。そして、親や兄弟姉妹もおめかしして、卒業式に参加します。日本では、親が大学の卒業式に出席するというのが批判の対象になったりするようですが、米国では子供がたくさん勉強して、無事、大学を卒業するという「成長」を家族で祝う行事であるわけです。



大学の卒業式というと、スピーチが話題になることが多いです。去年、2017年は、Facebookのザッカーバーグ氏(ハーバード大学中退)が演説して、多くの共感を生んだようです。



ザッカーバーグのハーバード卒業式スピーチが感動的だったので日本語訳した。


倉本圭造


【UPDATE】ザッカーバーグのハーバード卒業式スピーチが感動的だったので日本語訳した。



 

さて、今年は、スピーカーが政治家だったということで、あまり話題にならなかった(それはそれで感動した人もいたのでしょうが)。替わりにということで、今年、私の心を打った記事があったので、紹介しておきます。Harvard Gazetteという大学広報誌にでていた内容です。

 

Letter from a father to his graduating daughter

卒業する娘への父からの手紙


YouTubeのビデオもあります。






6つのアドバイスが書かれています。翻訳しておきたいと思います。私は翻訳家ではないので、稚拙な訳で申し訳ないです。




Rule No. 1 — Life is not fair. Get used to it.
人生は公平ではない。慣れること。

Rule No. 2 — Always treat people with respect, and be nice to everyone.
つねに他人には敬意をもって扱い、皆にナイスにすること。

Rule No. 3 — Maintain balance in your life.
生活のバランスを保つこと。

Rule No. 4 — Always keep your personal integrity; it defines who you are.
いつも自分の人格のインテグリティを保つこと。それこそが、君そのものなんだ。

Rule No. 5 — Do something with your career that you’re passionate about.
君が情熱を持てるというキャリアで何かやること。

Rule No. 6 — Never let money be the motivator for what you decide to do. Success is determined by how you contribute to making someone else’s life better.
金銭を何かやりたいと決める動機に決してしないこと。
成功とは、誰かの人生を良くすることに関与するということで決まるんだ。

 



以上。